水声と岩穴鬼右衛門
 
 
【解説】 水声と岩穴鬼右衛門 水声(すいせい)−(水の流れる音)

 長門に青の洞門がある。東深川の水田に水を引くために川平山の岩山を、げんのうとのみだけで一人でくりぬいたのである。5年の歳月をかけ、長さ11メートル、径約1メートルの水路となる岩穴を貫通させたのは、名を国近久助という。後に人々は、彼を岩穴鬼右衛門と呼び感謝したという。50町歩の水田を潤す水路は今も健在で、一人困苦に立ち向かった鬼右衛門の偉業を讃えるかのように音をたて流れ込んでいる。
 
 
長門市 東深川から