ネオレストに限りなく近づいた?2020年2月発売新型ピュアレストEX

先日TOTOのタンクレス便器・ネオレストの非常に凝った洗浄方式を紹介させていただきましたが、タンク式便器のピュアレストEXも来年2月発売の新型ではよく似た洗浄方式に変わりました。


全体の造形は凸凹の少ないとてもすっきりとしたデザインに進化しています。最も大きな変更点はその洗浄方式です。これまではウォシュレットのノズル付近、つまり便器の後半部分から前側に洗浄水を流していましたが、ネオレストと同様反対方向の後ろ側へ洗浄水を流す方式に変わりました。

洗浄方式が変わった事で汚れやすい便器の後半部分をしっかり洗え、吐水口も見えにくくなり外見もスマートになったそうです。


実物を見る機会があったので確認をしてみました。確かに吐水口は後ろ側に移動しています。

 

カタログ写真では写っていませんが、前側にもう一つ吐水口が付いています。カタログにも「2つの水流」でしっかり洗浄と書いてあります。


下の画像がネオレストの吐水口です。こちらは吐水口は一か所のみです。


吐水口のレイアウトはなぜ違うのでしょう?ネオレストでは水圧に左右されるタンクレストイレの弱点を克服するために吐水口からの水流は「洗う」だけで、勢いの弱った水流は内蔵ポンプで加圧して「押し流す」仕組みになっています。なので、吐水口は一か所ですむのだと思われます。

「洗う」は結構おとなしく流れるのですが、「流す」は「押し込む」といった感じで結構勢いが強く、緻密に制御されている精密機械のような高級感を感じます。


ピュアレストEXはタンクに溜めた水を二か所の吐水口からの水流で汚物を結構勢いよく「洗い流し」ます。

画像は最初のピュアレストですが、元々はこのような位置に吐水口が付いていました。最初画像を見たときは今回の改良でネオレストと同じ一か所の吐水口になったのか?と思いましたが、やはり節水タイプのタンク式では二か所吐水口を設けないと洗浄性能は満たせないようです。



もうひとつの大きな変化は吐水口の位置を変えた事で便器の前側での洗浄水の勢いが抑えられるので、水はねの量も減りフチの返しも小さくなり掃除がしやすくなりました。

 

こちらは以前のピュアレストEXの特徴説明です。同じ「フチなし形状」・「トルネード洗浄」でも形状が違うのが良く分かります。

 

断面図でフチなし形状の比較をしてみましょう。まずは現行型、結構フチの返しが目立ちます。

 


これは新型。かなりフチの返しが小さくなっています。

 

こちらはネオレストの断面です。ボウル面の形状は違いますが、フチの返しの小ささは同じ位です。


今回の新技術はタンク式便器ではピュアレストEXとGGシリーズのみに搭載されましたが、いずれは普及価格帯のピュアレストQRにも搭載されるはずです。

 

2019年11月30日