中国電力の卒FIT ぐっとずっと。グリーンフィット「お預かりプラン」

中国電力より太陽光発電の固定価格買取制度による余剰電力の買取期間満了後のサービスの内容が発表されましたので、お知らせします。
話題の「仮想蓄電」とはどういったサービスなのでしょうか?


だれもが気になっているのは、余剰電力の買い取り価格でしょう。中国電力では7.15円/kWhで買い取るとの事です。買電価格との差に驚いてしまいますね。

 

そして「お預かりプラン」(こちらが「仮想蓄電」サービスです。)に加入すると、昼間時間の余剰電力を預かったとして「プレミアムポイント」に、預かった電力を夜間電力へ使用した電力を「ボーナスポイント」としてそれぞれ1kWhあたり1ポイントとして加算する内容となっています。現金ではなく「エネルギアポイント」で進呈となるので、7.15円+約2ポイント/kWhになります。


当初「仮想蓄電システム」と聞いてときには、昼間の余剰電力を「預け」、夜間で使用した電力の一部とみなし、相殺してもらえるのかと期待をしていましたが、そんなに甘くはなかったようです。けれど他社の様な別途サービス料金は不要なので分かりやすいとは言えます。

 

では余剰電力を蓄電池に溜めて夜間電力として使用した場合の方が経済的なメリットは大きいのでしょうか?比較リスト(1年間分での比較です。)によると設置コストの方が蓄電池への充放電による節電分より高く、経済的にはマイナスになってしまうそうです。(蓄電池の設置工事を含んだkWh当たりの単価はもっと高くなるので、リストに表示されている金額よりも実際はもっとマイナスになるものと予想されます。)

 

参考までに東京電力の「再エネおあずかりプラン」も紹介しましょう。こちらは余剰電力を250kWhまで使用した時間帯の単価で計算し、相殺してくれます。

それ以上の余剰電力の単価は8.5円/kWhとなっています。一見おトクそうなプランですが、別途月額4千円のサービス料金が必要となります。(多分この4千円が250kWh分を時間帯の単価で買い取っても実際には8.5円/kWhに近い金額に近づける為の調整費なのではないでしょうか?)

 

実質8.5円プラスの売電単価となり、ポイント制ではないので、利用者によってはメリットが高いように見えます。しかし4千円払って仮に余剰電力が500kWhあっても月572円の差なので標準プランを利用される方が大半なのではないでしょうか?。

572円の差が出てくるのは300kWh位からで、それ以上いくら余剰電力が増えても572円以上にはなりません(250kWh以上の買取金額はどちらも8.5円/kWhなので)し、発電量の少ない月は標準プランより買取金額がかなり下がってしまいます。

 

これだけ余剰電力の価格が下がってくると、これまで夜間電力で使用していた給湯器を晴天時に使用する等余剰電力を上手に利用する家電が増えてくるのかもしれません。

 

2019年08月30日