エコキュートの残り湯熱回収eCOとく、ぬくもりチャージ、ホットりたーんについて

最近のエコキュートには熱効率を高めるために浴槽の残り湯の熱を回収する機能が付いた機種が増えています。

こちらは長府製作所のeCOとくです。

 

熱を回収する事で次の日のお湯を作る電力を節約する事ができます。


次はパナソニックのぬくもりチャージです。


最後は三菱電機のホットりたーんです。

 

ざっと見ていただくと各社似たような構成ですが、長府製作所だけ異なる点があります。

長府製作所以外は熱交換した後のお湯を貯湯タンク中央付近の中温水層へ戻しているのに対し、長府製作所では貯湯タンク最下部へ戻しています。

他社の中温水層へ戻す方法は貯湯タンクの熱効率を下げる中温水(30℃~50℃のお湯)を適当に攪拌し、熱効率をある程度高める効果が期待されますが、長府製作所はなぜ他社と異なる方式を選んだのでしょうか?

その答えは下図にあります。

 

給湯器に不可欠な膨張水の逃し弁(貯湯タイプの場合は蒸気圧で貯湯タンクが壊れる)、通常は蒸気をそのまま排出してしまうのですが、それではせっかく使った熱量を一部捨ててしまう事になってしまいます。

そこで、三方弁を用いて湯側を閉じ、水側を開放し蒸気の代わりに水を排出する事でエネルギーロスを防いでいます。

中温水については各家庭でお湯の使用状況が異なるので、タンク内での範囲が定まらず効果もまちまちになってしまう可能性がありますが、膨張水はお湯を沸かす時に必ず発生するものなので、効果が明確です。

熱回収量の目安を唯一グラフで表示できるのもポイントが高いです。

 

2019年07月01日